bing翻訳もニューラルネットワーク版があると聞いて、グーグル翻訳と比べてみました。

brain photo

先日、グーグル翻訳の精度が目に見えて上がっており、これはニューラルネットワークを使い始めたからだというニュースが話題になりました。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1611/16/news085.html

すごいなグーグルさすがだなと畏怖の念を抱いたわけですが、我らがマイクロソフトも、bing 翻訳でニューラルネットワークを採用しているようです。普通の bing 翻訳ページ(https://translator.microsoft.com/)ではなくて、URL の後ろに /neural が付いた専用ページではありますけど。

https://translator.microsoft.com/neural

try-and-compare-microsoft-translator

検索結果を、今までの方法でやったものとニューラルネットワークでやったものとで比較するという趣向ですね。

サイトの見せ方からして、実用というよりも、ニューラルネットワークの力を確認するデモサイトという位置づけなのかなと思いました。

ニューラルネットワークを使った翻訳サービスが 2 つ登場したわけですので、どちらの翻訳がうまいか比較してみました。世界最大のソフトウェア会社の実力を見せてもらいましょう。

使ったテキストは、我らが VHND から、teamrock.com がエディのギターソロのトップテンを発表したことを紹介した記事(http://www.vhnd.com/2016/11/26/10-greatest-evh-solos)の冒頭部分です。

原文はこちら。

TEAMROCK has come up with their list of the crowning moments from the king of shred…

If you’re compiling a list of the world’s greatest guitarists, then Eddie Van Halen should be at the top. Across the course of his band Van Halen’s 40-plus-year career, he took what could be done with the guitar to a level not see since Jimi Hendrix. Such is his importance in the evolution of the instrument that some guitar courses divide their syllabuses into pre- and post-Eddie eras. But which solos are his best? We’re glad you asked…

それぞれの翻訳サービスにテキストをコピペして出力された翻訳結果がこちら。

Google 翻訳 bing 翻訳(ニューラル)
 TEAMROCKは、シュレッドの王からのクラウニング・モーメントのリストを思い付いた。

世界で最も偉大なギタリストのリストを編集する場合は、Eddie Van Halenが一番上に来るはずです。 彼のバンドVan Halenの40年以上のキャリアの中で、彼はギターでできることをJimi Hendrix以来のレベルにまで引き上げました。 ギターの一部のコースでは、シラバスをEddieの前後の時期に分けるように楽器を進化させることが重要です。 しかし、どのソロが彼の最高ですか? 私たちはあなたに尋ねられてうれしいです…

TEAMROCK は、細断処理の王から戴冠の瞬間の彼らのリストを思い付くしています…

あなたは世界最大のギタリストのリストをコンパイルしている場合は、エディヴァンヘイレンは、上部にある必要があります。彼のバンドヴァンヘイレンの40プラス年のキャリアのコースを渡って、彼はジミヘンドリックス以来、表示されないレベルにギターで行うことができるものを取った。このような楽器の進化の彼の重要性は、いくつかのギターコースは、事前に、ポストエディ時代にシラバスを分けることです。しかし、どのソロは彼のベストですか?私たちはあなたが尋ねたうれしい…

エディに対する最大の賛辞「ギターを再発明した生きる伝説」のその次の賛辞「ジミヘンがビッグバンならエディはインフレーション」のニュアンスがよく伝わってくるのはどちらでしょうか。

って、数行ずつ読んですぐに判明、グーグルの圧勝です。グーグルと比べられてしまったマイクロソフトが気の毒になるくらいの圧倒的な差です。

「彼のバンドVan Halenの40年以上のキャリアの中で、彼はギターでできることをJimi Hendrix以来のレベルにまで引き上げました。」の部分など、”~~以来のレベルにまで”なんていうところは、難しい言葉を使っていないけど適格に意味が通じる、いわゆる「言い回し」というやつですが、このこなれ方は恐ろしいほどです。私はこんなに上手い文章を書けるのか自信がありません。

対するマイクロソフトの同じ箇所はというと、「彼のバンドヴァンヘイレンの40プラス年のキャリアのコースを渡って、彼はジミヘンドリックス以来、表示されないレベルにギターで行うことができるものを取った。」と、これまで幾度となく見たことのある、頑張って読み解かないと理解できないヘンテコ日本語の域を出ていません。

グーグルの結果が自然すぎて、マイクロソフトの翻訳結果は本当にニューラルネットワーク使ったんだろうかと疑問に思ってしまうほどです。おそらく、マイクロソフトのレベルが低いのではなくて、グーグルのパフォーマンスが突き抜けちゃってるのだと思いますが。

しかしこれは次元が違い過ぎます。「翻訳業が失職する」とか「英語を勉強する必要がなくなる」とか、世の中が半パニック状態になっているのも納得です。

この差は一体なんでしょうか。

グーグルとマイクロソフトの技術力の差でしょうか。もうマイクロソフトは日本企業と同じような落日のダサい会社なんでしょうか。

ニューラルネットワークは、システムに学習させると翻訳が上手になっていくそうです。

システムは学習し続けるため、使えば使うほど自然な翻訳が可能になるとしている。

Google翻訳が進化 日本語にもニューラルネット適用、自然な訳に APIも公開 – ITmedia ニュース

グーグル翻訳と bing 翻訳の知名度の差はハッキリ言って大きいです。知名度の差がサービス利用数の差になって、つまりニューラルネットワークが学習する量の差になって、それがこの翻訳結果にでているということでしょうか。

グーグルのサービスはみんなの手元のスマホから、生活の一部として一日に何度も使われています。マイクロソフトは PC 使う時だけ電源入れるものですからね。使うシーンの違いは比べようもないです。システムにデータが入力される量が、桁が違うレベルで違うのだと思います。今この瞬間も差がモリモリ広がっているんでしょう。

スマホのシェアがサービスの質にダイレクトに繋がると、グーグルがスマホ事業を始めた当時にそこまで先を読んでいたのか不明ですが、結果的にそうなってしまっているあたり、天運は確実にグーグルにあると言わざるを得ませんね。

ニューラルネットワークでも差を見せつけられてしまったマイクロソフト、このままではジリ貧です。

Google+ に参加できるようになりました!が、

いつの間にやら Google+ に参加できるようになってて、喜び勇んでログインしてみたものの、友人がいないので画面真っ白でやることが何もないという。。。

なにこれ?

中山 千夏
河出書房新社
売り上げランキング: 572429

グーグルのレシピ検索が、食材絞り込み機能を搭載

牛肉を除いた牛丼とか鶏肉を除いた鶏の唐揚げとかがカンタンに検索できますぞ。

Google Japan Blog: レシピ検索がさらに便利に!

実際に表示される検索結果は牛肉が入った牛丼だらけですけどね。精度はまだ高くありません。

タマネギとネギとかニラとかが大の苦手である私の妻の強い味方になりそうです。タマネギ抜きのオニオンスープとかに挑戦するのでしょうか。

この食材除外機能をもっとパワーアップさせて、「牛肉の代わりに○○を使った、節約ボリュームどんぶり」みたいなのも検索できるようになると最高ですね。期待しましょう。

[読んだ]グーグル秘録

私個人としては、ザ・サーチ以来のグーグル本。

こっちのほうが詳しくて濃いです。グーグル創業者やCEO、競合する会社や、グーグルのことが大嫌いである新聞社やテレビ業界のトップの証言がたくさん収められています。

外からはわからない内部の様子が面白いですね。技術屋である創業者二人は、広報とか営業とかが大嫌いで見下してさえいるとか。

「邪悪になるな」というモットーが有名ですけど、これは「世間のグーグルに対するイメージをよくしよう」とかいう打算的な理由で決まったわけではなくて、彼らは本当に技術で世界をより良くしていこうと真面目に本気で考えているそうです。

じゃあ、なんで中国政府の検閲に協力したのよという疑問が出てきますが、その辺の経緯も書かれてありますよ。

みなさんなかなか人間臭いです。面白かった。

エリック・シュミットがCEOを辞めるそうですね。理由は中国市場に対する考え方が創業者二人と合わなかったからとかなんとか。黒い巨大市場で儲けるか、あくまで理想の堅持か、厄介な問題ですなあ。

ケン・オーレッタ
文藝春秋
発売日:2010-05-14

グーグルが家電へ進出するそうです

グーグルが今度は何を考えているのか、インテルやソニー、ロジテックと組んでなにをしでかすのか、楽しみでもあり、恐ろしくもあり。

ビジネス・企業 / テクノロジー / 米グーグル、家電分野進出を

新たに開発される技術は将来、次世代テレビやブルーレイディスク再生機、セットトップボックスなどに搭載されるという。

リビングまでグーグルに乗っ取られるのですね。