『まぐれ』も『ブラック・スワン』もクッソ面白くて大当たりでしたが、今回も間違いなかった。
語り口はエッセイのような軽さでどんどん読み進めていけるのですが、語っている内容はめちゃめちゃ奥深くて、“気づき” みたいなのがたくさんある本です。
いま下巻に入ったくらいです。これまで読んだ中でひとつ。
私は、読む本を選ぶときに “何を読むか迷ったら古典を選ぶ” ことにしています。時間のフィルターを通り抜けて価値が定まったものこそ読む価値があると。
音楽もそうですね。音楽は流行り廃りが早いので、 “名曲化” “定番曲化” は10年程度で判断してもいいかもしれません。
この本でいう反脆いものは「時間が経つほどその価値が上がっていく」ものであるそうなので、私の本の選び方は、反脆い選び方だったというわけです。
名著(発売されてあまり間がないので名著かどうかの判断はまだ早いですが。10年後くらいに評価が定まってくるのかな)と同じ考え方を一つでもできてることは、うれしいですね。これからも自信をもって古い本を読むことにします。
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