「ひとみ」喪失がX線天文学に与える影響がわかる図

failure photo

ケアレスミスで機体が分解してしまった、X線天文衛星「ひとみ」ですが、どうやら結構なおおごとだったようです。

「ひとみ」は今後10年間のX線天文学を担うほぼ唯一のものだったのに、なくなってしまって、その10年間が観測できない空白の期間になってしまうと。

アメリカは「ひとみ」計画に参加してたので独自の計画はなし、欧州も今運用してるのが終わったら2028年まで予定なしと。

missions

「ひとみ」は大事なポジションだったということがわかります。
早く作って打ち上げるのは日本の責任ということになりますね。

後継機は「ひとみ」と同じく軟X線分光検出器(SXS)を中心とする設計で、早期かつ確実な設計・製造を目的とするため再製作を基本とする方針だ。一方で「ひとみ」の事故を踏まえ、安全を重視した設計の見直しや、人的な運用体制の見直しも徹底して行われる。

現在運用中の衛星が2018年まで運用を延長予定とありますが、そのあとなんとか延命してもらうとしても、10年くらい空白期間が生じてしまうことになります。10年は相当長いです。

日本の衛星「すざく」は2015年8月に科学観測を終了している。2016年7月現在運用中のチャンドラ(NASA)やXMMニュートン(ヨーロッパ宇宙 機関)は、すでに稼働年数が15年以上と長く、検出器の劣化も見られる。次の大型X線天文衛星計画は、ヨーロッパが主導で計画している Athena(2028年打上げ目標)までなく、2010年代後半の他波長での大型観測が始まる大事な時期にX線天文学の最も重要な部分が空白期となって しまうことが懸念されている。

現在でもダマシダマシ使っているような状態なんでしょうか。チャンドラのWikipedia記事みたら打ち上げは1999年。20世紀です。

チャンドラX線観測衛星(チャンドラ エックスせんかんそくえいせい、英:Chandra X-ray Observatory)は、1999年7月23日NASAによって打ち上げられた人工衛星である。スペースシャトルコロンビアによって放出された。

チャンドラ (人工衛星) – Wikipedia

難しいこと抜きにして、美しい天体画像を届けてくれるのが天文衛星の魅力でもあります。2020年の打ち上げまで待つことにしましょう。関係者の皆さん頑張ってください。

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