ブッシュは月→火星、オバマは直で火星、トランプは月→火星だそうです

bush photo

アメリカのトランプ大統領が宇宙戦略を発表しました。まず月に行き基地を築き、次に火星を目指すことのようです。

トランプ大統領は11日、ホワイトハウスでアメリカの新たな宇宙政策に関する文書に署名しました。それによりますと、NASA=アメリカ航空宇宙局に対して、アメリカの宇宙飛行士を月に送り、火星への有人探査に向けた拠点を築くよう指示するとしています。

トランプ大統領 月に再び宇宙飛行士を 新たな宇宙政策 | NHKニュース

まずは月に基地を作って、そこから火星を目指すという計画は、月の地下に巨大な空洞が見つかったというニュースがあったばかりの今の段階では、実現可能性が高そうな段取りに思えます。

さきほどお昼の NHK ニュースで、月の地下に総延長 50km にも及ぶ地下空間が発見されたと伝えられていました。将来の有人探査の構想が発表されている月の地下に、全長50キロにおよぶ巨大な空洞のあることが、日本の月探査衛星「かぐや」の観測デ

アメリカは大統領が変わるたびに

宇宙に関する計画が変わったりします。

ブッシュ大統領は、コンステレーション計画といって、「まず人類は再び月を目指す。リターン・トゥ・ザ・ムーン!次に火星だ」と地に足がついてて実現可能性がありそうなことをぶち上げたら、オバマ大統領が「直接火星へ向かう」と言い出し、トランプ大統領に変わったら、今度は「月に基地を作って火星を目指す」と言い出しました。

NASAはコンステレーション計画を、21世紀前半におけるアメリカの力の及ぶ範囲を低軌道から月へ広げ、火星探査へ繋げる重要な計画と位置付けていた。このうち有人ミッションについては、マーキュリー計画ジェミニ計画アポロ計画スペースシャトル計画国際宇宙ステーションで培った成果を発揮する計画と位置づけていた。

コンステレーション計画 – Wikipedia

本当にコロコロ変わるので、NASA とか現場の方々は混乱するんじゃないかと心配なんですが、NASA 側とのすり合わせは、きちんとやってるんでしょうか。オリオン宇宙船とかは開発を続けてますけど、この辺はと調整した結果なんですかね。

また月に行くといっても、「なんのために行くのか」がないとダメですよね。巨大産業を進める理由がフロンティアスピリッツだけでは、足元が不安定すぎます。豊富な月や火星の資源をアメリカのものとするため(豊富かどうかは知らない)とか、競争相手に追いつかれないようにとか。

そうなると、ここ数年信じられない勢いで宇宙技術を発達させている中国が、ライバルとして意識されるくらいまで成長するのを期待するしかないんですが、宇宙技術は軍事技術に直結するので、日本としては脅威が増すから困るところではあります。でも宇宙開発の進歩も見たい。

もはや、「儲かる」とか「目立つ」とかの有人ミッションは民間が担うことになるのかも知れないですね。そして、やる価値が高いけど見た目は地味な、無人探査探査機飛ばすようなのは国がやると。

NHK のニュースにある「民間企業にも協力を求めていく」はそのへんのことなのかなと深読み。

実現に向けてほかの国や民間企業にも協力を求めていくとしていて、宇宙開発を進めるロシアや中国に対抗する狙いもあるものと見られます。

トランプ大統領 月に再び宇宙飛行士を 新たな宇宙政策 | NHKニュース