皮膚由来の万能細胞は、細胞を「ガン化」させて作るらしい

リンク: Web R@dio Station“くりらじ”.

先日、世界がビックリした「人間の皮膚細胞から万能細胞を作ることに成功」のニュース。受精卵を使った場合に出る問題が一挙に解決されることから、まさに夢の再生医療が実現か!?といわれていたりしますが、問題がないわけでもないようです。

これを作るときに導入される遺伝子のうちに、ガンの遺伝子があるそうです。

毎週聴いているポッドキャスト「ヴォイニッチの科学書」で知りました。
2007年12月1日付配信のチャプター182「iPS細胞について」、これの17分頃からその辺の話題になっています。

皮膚からiPS細胞作って増殖させて臓器作ったはいいけど、その臓器は間違いなくガンのリスクがあるという、ものすごい皮肉ですな。
実際にiPS細胞由来臓器を使うには、当然、このガン化を丁度いいタイミングでオフにする技術を開発する必要があり、その技術はこれまた当然、同時に癌の研究でもあるという。。。ハードルものすごく高そうです。

しかし、なんとかこの問題を乗り越えてほしいですね。病気で困っている人にはまさに福音。一刻も早くという気持ちでしょう。
「あの人にこの技術を使ったら、もしかしたら治るかも。。。」という「あと人」は、誰の周りにも必ずいるのではないでしょうか。私にもいます。

難題ではあるようですが、なんとか突破してもらいたいですね。

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