リンク: 成功するか、火星の土壌分析.
次の測定が最後になるかもしれないとあって、サンプルの回収にはできるだけ氷が多く含まれていそうな場所が選ばれ、作業は極めて慎重に行われた。ところが、時間をかけすぎるとその間に氷が蒸発してしまう。また、オーブンのふたどうしが干渉してうまく開かない問題も発生。無事に開いたところへ土壌を入れようとしたら、今度は土壌がアームの先端にくっついたまま落ちなかった。
フェニックスの運用チームによれば、TEGAの電気回路の調子は予想以上に良好で、複数回の使用に耐えられるかもしれないという。また、サンプルをオーブンに入れる際も、ただ落とすのではなく、塩をつまんで鍋に入れるときのようにこすりながら入れるなど、さまざまな工夫を考案している。
困難なのは分かるんですが、その立ちふさがる壁が人間生活基準ではアホらしいとさえ思えるようなことばかり。
- 作業している間に氷が蒸発してしまう → 「さっさと作業すればいいのに」
- オーブンのフタ同士がひっかかって開かない → 「力入れて叩いてみれば」
- 土がスコップにくっついて落ちない → 「スナップ効かせて振れよ」
地味だ。地味すぎる。運用チームもイライラしてるでしょうなあ。
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