Sucker Punch が制作する、大型オープンワールド『Ghost of Tsushima』は、私の「ロケハンなんてぜんぜんやってないだろうし、どうせ外人が作る日本モノにありがちなエキゾチックトンデモ Japan ファンタジーなんでしょうなあ」という予想を裏切り、きちんと対馬まで来て、小茂田浜神社祭りなど取材したうえで作られているようです。
PlayStation Experience 2017 なるイベントのパネルディスカッションで、開発者が語ったということで。
米国アナハイムにて現地時間12月9日に開催された「PlayStation Experience 2017」のパネルディスカッションにて、Sucker Punch Productionsの開発陣が登壇。新作『Ghost of Tsushima(ゴースト オブ ツシマ)』のデビュートレイラー制作秘話や、インスピレーションを受けた作品について語られた。
蒙古襲来を題材にした侍オープンワールド『ゴースト オブ ツシマ』の情報が、発表前の昨年末にリークされていた。地元新聞紙にて掲載 | AUTOMATON
対馬になんと 2 回も訪れており、制作陣の本気度が窺えます。元寇に関係ある「小茂田浜神社大祭」を見学し宗氏の末裔にも会うなど、ツボを押さえた取材を行っており、さすが世界市場で戦う人たちは時間の使い方が違うなと、感心することしきりです。
Harper氏によると、開発陣は取材・研究のため対馬に2回訪れており、小茂田浜の祭り(小茂田浜神社大祭か)も見学。滞在中には宗氏の末裔とも時間を過ごし、名刺を交換したという。
(同上)
このことを地元紙『対馬新聞』がリークしたけど、この事実が広まることなく 1 年経過、その漏れ出た情報を誰もすくい取ることなく、取材された側がリークされていたことを公表するという、対馬新聞の読者層とか購読率とか対馬島民の情報収集力とか情報発信力の程度が知れる、いくら田舎といっても辺境すぎるだろという事態となっています。
イベントで紹介された紙面画像の日付は 2016 年 12 月 16 日(金)と読めるようですので、私としては、バックナンバーをゲットしてみなさんに紹介できたらと思う次第な感じ。
(2017/12/11 追記:記事を入手しました。)
宗氏の直系子孫は、
確かもう対馬には住んでいなかったと記憶していますが、傍流の方と話したのでしょうか。
家系はなんであれ、地元の人から話を聞くというのは、当時の空気感や語り継がれている逸話や伝説など、文字になっていない情報からインスピレーションが得られたりして、ゲームにいい影響がでると思います。むしろ東京にいる子孫よりも、地元民のほうが面白い話が出てきそう。
制作者が真面目に開発に取り組んでいる様子が感じられて好印象ですね。
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