拡散希望の口蹄疫記事は確度に疑問があるとの記事

調子に乗って踊ってしまったのでしょうか。

なにが正確かのかわからないので、両方載せることにします。

Togetter – まとめ「消毒薬の備蓄について@FumiHawk」

以下、複数のツイートの記事をまとめました。

消毒薬の政府備蓄に関しては行われておらず、緊急時にはメーカーや流通の在庫を把握した上で随時調達等を行う方針と考えられます。「消毒薬があ る」というのは国内の在庫に関すること思われます

平成21年度農水予算で備蓄に使える可能性のあるのは「家畜伝染病まん延防止体制強化整備事務費(49百万円)」ですが、これは防疫作業用の機器 の配備予算。ビルコンS(10kg)1本が4万5千円と仮定すると、予算全て使っても千本程度しか調達できません

また鳥インフルエンザ対策等その他の伝染病対策文書を見ても、ワクチン等治療薬の備蓄に関する言及はあっても、消毒薬の備蓄に関する記載は見つか りません。消毒薬等に関しては各社の在庫等を迅速に把握し調達するとなっています

日本でのビルコンSの利用可能期限は2年(海外3年)なので、備蓄があるなら毎年備蓄分の半分程度を入れ替えで調達しなければなりませんが、該当 予算を全てそのために使うとは考えられませんし、予算規模と目的を考えると「備蓄は行っていない」と言えるでしょう

一方、平成22年4月22日の農水政策会議において姫田消費・安全局総務課長がビルコンS入手困難の原因として韓国の買い占めを上げています。こ の発言は農水省の同会議議事録( http://j.mp/deU51T )で確認出来ます

以上の点を考慮しますと、「政府のビルコンS備蓄の韓国放出情報」については、韓国によるビルコンS買い占めによる入手困難情報が伝搬途中で変化 してしまったものと思われます。

『バイエル日本支社の社長が必死になって1500本のビルコンを確保した(略)』に関する疑問点。全くの虚偽かどうかは不明ですが、重要な部分で 事実と異なる点が確認出来ましたので、一次ソースの確認が取れるまでは慎重に取り扱うべきかと。

現在判っている中で事実と異なる点、もしくは異なる可能性がある点は次の部分(1)「鹿児島の徳田議員が農水省に放出を要請」、(2)「バイエル 製薬およびバイエル日本支社の名称」、(3)「日本支社の社長が必死になって確保」の3点です

(1)について徳田たけし議員の国会事務所に問い合わせたところ、「事実関係を把握していない」との事でした。口蹄疫に関して自民党として要請を 行ったのは事実ですが、農水省に備蓄の放出を要請したかどうかは不明です。Blogにもその記述はありません。

(2)ドイツに持ち株会社のバイエル社は有りますが、製薬関連部門はバイエルヘルスケア社で、バイエル製薬という会社はありません。また日本では バイエルホールディングスが全ての中核で、薬品部門はバイエル薬品株式会社が担当、バイエル日本支社は存在しません。

(2)と(3)についてバイエル薬品株式会社に電話で問い合わせたところ、担当部門として調達を行う事はあっても社長自ら動いたと言うことはない と考えるとの事。またバイエル日本支社というものは存在せず、バイエル薬品の社長の事かどうかも判らないそうです

これらのことを勘案すると、一次ソースの出所が不明な事も合わせて、この情報に関しては信憑性がかなり微妙な話しであると言えます。もちろん一次 ソースの方の聞き間違いや勘違いの可能性もありますので否定するわけではありませんが、慎重に取り扱うべきかと思う次第です。

元の拡散記事は、畜産の現場に近い人の話ということでしたから、このひどい状況で少々大袈裟に言った可能性もあるということでしょうか。

そして、ビルコンSって一つ(10キロ)で45,000円もすることに驚いた。
あと、韓国の買い占めは、韓国が動き早いと見るか日本 が遅すぎると見るか。
ろくに確かめもせんで、話題になってるからと軽々しく取り上げたときに、ブログの信頼性がこうやって低くなっていくわけですなあ。