リンク: asahi.com:子宮破裂お産時に障害 病院側に7300万円支払い命令 – 社会.
またまた「産科崩壊」です。
過去に帝王切開した妊婦が自然分娩(ぶんべん)するのは危険性があるのに十分な監視を怠り、子どもに重度の障害を負わせたとして、福島市内の夫婦が福島県立医科大学付属病院(福島市)に1億円の損害賠償を求めた裁判の判決が20日、福島地裁であった。病院側の過失を認め、同大に約7300万円の支払いを命じた。
帝王切開したことある人が、次に自然分娩することを「VBAC(ブイバック)」というそうですが、これ、そうとう危険なことみたいです。
帝王切開をした人が次に経膣分娩をすることを「帝王切開後の経膣出産」VBAC(=Vaginal Birth After Cesarean の略ブイバック)と言います。
最近 VBACに挑戦したいけれど・・という相談が増えています。
出産は挑戦するものじゃないです。
挑戦したら成功することもあるけれど、失敗することもあることをもう一度考えてください。
確かに気持ちはわかるんですよね。でも失敗したら大変みたいですからね。悩むでしょうね。
しかし、この失敗したときの大変さが尋常じゃない。決断する覚悟はハンパじゃないでしょう。
ある産科医様(総合病院)より現場からの現実
★過去に帝王切開を経験されている妊婦さんの場合、そうでない妊婦さんと比べて、
子宮破裂の危険性が二十倍以上高くなります。私が勤務した病院で過去に経験した子宮破裂例でも、ほぼ全例で、胎児死亡または児に重症の後遺症を残しましたし、子宮全摘、大量輸血したにもかかわらず、母体死亡に至った例もあり、すべて非常に悲惨な状況でした。
母児ともに無事で済んだ例は1例もありません。
これほどのリスクがあるのにあえて決行したVBAC。これが「あえて」ではなくて、危険性がよくわからなかった、つまり医者の説明が足りなかったのかと思ったら、なんとこの原告、元看護師。
同病院は、厚生労働省から特定機能病院の認可を受け、福島県では中核的な施設。美江さんも5年間看護師として勤務していた。美江さんは「未風は短い時間だったが、生きた証しを残してくれた。医療の従事者には責任の重さを再認識してもらいたい」と話した。
元看護師が何言ってるんでしょうか。虫唾が走る。気持ち悪い。
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