宇宙開発にはまさに天文学的コンピューティングパワーが必要だそうで

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宇宙だけに天文学的って、別に洒落じゃないんですが。
読んであまりのエクストリームっぷりにビックリして、テンション少し上がったので、勢いでご紹介。

地球シミュレータとか京とか、あんなスンゴイ機械を作るのって、ただ世界ランキング1位になりたいためだけにやってるのかと思ってました。

実用なんですね。

高木 現在、メインのマシンの処理能力は120テラフロップス(テラは1兆、フロップスは1秒間に浮動小数点数演算ができる回数)ですが、2015年4月には1ペタフロップス(ペタは1千兆)と約8倍の能力になり、更に16年4月には3ペタフロップスにアップします。

ペタからエクサ、ゼタ、そしてヨタヘ――宇宙開発が求める数値シミュレーション能力は、まさに天文学的!(前編) | Mugendai(無限大)| 新たな視点と最新の動向を提供するWebメディア

しかし、スーパーコンピュータの計算能力でも全然足りないと。どれくらい足りないかというと、あと京1000個くらいは必要だと。

しかし、まだまだ能力は足りません。(中略)

航空機分野で言えば、厳密な流体シミュレーションを行うためには現在の世界最高レベルのスーパーコンピューターでも、模型飛行機サイズの流体シミュレー ションがせいぜいです。実機の流体シミュレーションをしようと思うと、「京」の1000倍、つまり10エクサ(Exa:100京)フロップスの能力が必要 であり、いま「京」の次の「エクサ・プロジェクト」が国レベルで動き始めています。

ロケットなんていうエクストリームにもほどがある物体のシミュレーションですからねぇ。

といって感心してたら、本当はエクサでも全然足りんて。

宇宙ロケットの分野となると、流体に加えて化学反応である燃焼現象が加わるので、エクサでも厳密に解くことはできません。結局、エクサの1000倍のゼタ(Zetta)とか、更にその1000倍のヨタ(Yotta)に達しないと難しいのです。

ここまで高性能になったら、そのコンピュータは意思を持ち始めるのではないかと、ちょうど先日ポスト・ヒューマン誕生を読んだ私はワクワクするわけなのです。

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