「ベガ」が、国際機関により織姫星の公式名称と決定されたようです。

宇宙/天文

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織姫とか彦星とかの星の呼び方が国ごとに違うことには問題があるとして、国際天文学連合(International Astronomical Union: IAU)が、公式名称を設定したというニュースです。

http://sorae.jp/030201/2016_11_29_stars.html

星の呼び方は国や地域によってさまざま。例えばこと座α星の「ベガ」は日本ではおりひめ星としても知られていますが、もちろん西洋でこれは通じません。そんな不都合を解消するため、国際天文学連合(IAU)は227個の星の公式名称を決定しました。

227恒星の公式名称、IAUが決定 「ベガ」など公式名称に | sorae.jp : 宇宙(そら)へのポータルサイト

我々一般人が日常的な場面で使うときには、違う国の人同士で星について話す場面自体が少ないことや、むしろ呼び方の違いが会話のネタに発展することもあると思われるので、困ることは全くありませんが、天文業界では問題が出ていたのでしょうか。

公式名称が設定された星は、

今回全部で 227 個。どんな星が対象になっているのか興味がありますね。見つかっている星の数に比べて公式名が付けられた数が圧倒的に少ないので、対象になったのは世の中の人が普通に知っている星か、天文学者の間で話題になりやすいので共通の名前があったほうが都合がいい星なのかなと推測できます。

IAU のサイトに 公式名称一覧が掲載されています。ザッと見たところ、有名どころは大抵載っているみたいですね。アルデバラン、アンタレス、アルクトゥールス、カノープス、ベガ、ポラリス、リゲル、ポルックス、などなど。英語名がそのまま公式名称になるパターンが多いと思ったのですが、綴りが普通の英語と違うのが多くて、どうやらそんなに単純でもない様子。

決められた基準というか経緯というか、そういうものが知りたいなあと思います。

あと、太陽の公式名称は「Sun」になっているのか確認してみましたが、今回の件の対象にはなっていないようでした。太陽系の星はもう決まってるのかな。そうかも。

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