どっかのバンドの人が「ヴァン・ヘイレンのベスト10曲」なるものを発表したそうで。

ヴァン・ヘイレン

choice photo

ロサンゼルスのグラム・メタル・バンド「スティール・パンサー」のボーカルが、ヴァン・ヘイレンのベスト10曲チョイスしたそうです。って、スティール・パンサーがどんなバンドか知りません。不勉強ですみません。

スティール・パンサーのフロントマンが「ヴァン・ヘイレンのベスト・ソング TOP10」をセレクト – amass

LAのグラム・メタル・バンド、スティール・パンサー(Steel Panther)のフロントマンであるマイケル・スターが「ヴァン・ヘイレン(Van Halen)のベスト・ソング TOP10」をセレクト。英国の音楽サイトTeam Rock企画

スティール・パンサーのフロントマンが「ヴァン・ヘイレンのベスト・ソング TOP10」をセレクト – amass

まず、この10曲を選んだ人がどんな人なのかを知る必要がありますので。

ウィキペディアによると、2000年から活動しているバンドということで、なかなか頑張ってる方々のようです。代表曲がわかりませんが、YouTubeで再生回数が一番多い動画を貼り付けておきます。これの次に再生回数が多い動画が、サムネイルに金髪美女のおっぱい姿を使っていて、そっちも気になるところなのですが。

で、こんなバンドのフロントマンが選んだ、ヴァン・ヘイレンのベスト10曲ですが、元記事見たら冒頭にこんなこと書いてあって、正直見るの辞めようかと思いました。

Sorry Sammy Hagar and Gary Cherone. The Steel Panther vocalist only has ears for the Diamond Dave era of Van Halen

(サミー、ゲイリー、ごめんなさい。スティール・パンサーのボーカリストは第一期デイヴ期しか聴いていません。)

The 10 Best Van Halen Songs according to Steel Panther’s Michael Starr – Feature – TeamRock

デイヴ期しか聴いてないということは、ヴァン・ヘイレンのファンというよりデイヴのファンということですね。私はヴァン・ヘイレンとはエディ・ヴァン・ヘイレンあってのヴァン・ヘイレンなのであって、ボーカルが変わっても、エディがいる限りヴァン・ヘイレンなのだというスタンスですので、このように「デイヴ期こそが真のヴァン・ヘイレンであって、サミーとかゲイリーとかは認めん」みたいなことを言う、デイヴ原理主義者みたいな人とは仲良くなれないと思っています。

本人がボーカルだから、ボーカルを中心にものを見てしまうのは、しょうがないところなのかもしれませんね。

しかし、音楽の好みはあってもいいけど、ていうか誰しも嗜好の偏りはあるのが当たり前ですが、それを自覚したうえで、意識していろんなジャンルを聴いて表現の幅を広げるというのは芸術家として必要なものではないかと思います。それこそ、クラシックから童謡まで無節操に聴いてこそ、本当の音楽好きなのであって、このように聴くジャンルを自ら制限してしまうのは、このバンドの作品は退屈なものばかりであろうと想像ができますので、つまりはビッグなアーティストにはなれないですねこの方々は(辛口)。

そういうわけで、興味のある方はこちらからどうぞ。

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アマゾンでアルバムのラインナップ見てみると、初回限定盤なども出ていて、いやいやたいしたものではないですか。ちょっと見直しました。

さて、本題のベスト10ですが、以下のとおりとなっています。予想どおり、無難なチョイスというか、特にこだわりの感じられないラインナップです。

  1. Jump (1984, 1984)
  2. I’ll Wait (1984, 1984)
  3. Panama (1984, 1984)
  4. Unchained (Fair Warning, 1981)
  5. Everybody Wants Some (Women and Children First, 1980)
  6. And The Cradle Will Rock… (Women and Children First, 1980)
  7. Outta Love Again (Van Halen II, 1979)
  8. D.O.A. (Van Halen II, 1979)
  9. Beautiful Girls (Van Halen II, 1979)
  10. Feel Your Love Tonight (Van Halen, 1978)

個人的には、スピード感最高ノリノリブリブリでかっこいいのでギターで弾いてみようとしたら、実は演奏が相当困難でエディの凄さを垣間見ることができた『Hang ‘Em High』なんてどうかと思うんですけど。

この類の話題は、「あれが入っているならこれも入っているべき」とか「こっちほうがかっこいいから入れるべき」とか、果ては「この曲が作られた背景を考えると一覧に加えるべき」などと、だんだんマニアックな方向に向かっていき、最終的には収拾が付かなくなって話題終了となるのが既定路線ですけどね。広く意見を募ってベスト10なんてものを作っても、最大公約数的無難な一覧が出来上がるだけなんです。

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