NASA が、月の地下空洞利用を本格的に検討するようです

宇宙/天文

cave photo

先日、日本の月探査機『かぐや』の観測データから、月面に穴があってその奥には総延長 50 km にもおよぶ、巨大な空間があることが発見され、初めて聞いたときには「なにそれ?全然面白くないし、ていうかそんなベッタベタな設定、古典的すぎて映画や小説では採用できないっていうか、採用したらコメディですよ、よりによってそんな与太話を JAXA が発表するってまた、これがウケると思っているところが世間知らず科学ヲタの限界ですわ、今日は 4 月 1 日でしたっけ???」と、大半の常識人はまともな反応を見せたものですが、ついに NASA が、この洞窟を本格的に調べる検討に入ったようです。

NASA=アメリカ航空宇宙局は、日本が先月発見した月の地下にある全長50キロにおよぶ巨大な空洞が宇宙飛行士の居住空間として活用できるとの見方を示し、今後、探査ロボットなどを送り込んで詳しく調べたいという考えを明らかにしました。

NASAは、2030年代の有人火星探査の実現を目指し、そのための拠点を月に築く計画で、検討グループの最高責任者を務めるゲスティンマイヤー氏が9日、議会下院で行われた公聴会で証言しました。

月の巨大空洞を宇宙飛行士の居住空間に NASA | NHKニュース

NASA は、火星有人探査計画を進めており、火星への橋頭保として、まずは月に基地を建設する予定でいます。

Page Not Found - NASA

現在の月基地のイメージは、下の画像のような文字通り「月”面”基地」ですが、これが近いうちに月地下基地に変わると思うと胸熱ですね。

https://www.nasa.gov/centers/goddard/news/series/moon/why_go_back.html

イメージ画像は、たぶん地球の

洞窟に宇宙服を置いたみたいなのを作ればいいという、実はものすごく殺風景なものが出来上がりそうではありますが、そこのところは、洞窟の壁あたりにいかにも月っぽい何かを描くことで、宇宙で近未来なイメージを醸し出してほしいものです。

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基地建設予定地の調査のため(というよりも本音は興味本位だと思う)探査機を送り込む予定だそうですが、探査する場所の都合上、縦穴を下りて洞窟の中を進む機械をこれから開発するわけで、これは簡単にはいかないでしょう。おそらく洞穴内を探査するローバーと、上空で待機するデータ中継衛星を開発しないといけないと思われます。完成までに 10 年程度かかると見積もると、2030 年あたりに打ち上げるくらいのスケジュールでしょうか。

火星への道はまだ遠いですね。

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