壊れたのが人為的なミスだったことが判明して「およそ310億円をかけて開発された」という枕詞が付いて呼ばれるようになってしまった天体観測衛星「ひとみ」ですが、後悔度が増す嬉しいニュースが届きました。自分でも何言ってるかわかりません。
運用断念の「ひとみ」試験観測で世界初の成果 | NHKニュース
その結果、「ひとみ」は、これまで観測が難しかったブラックホール周辺にある5000万度という極めて高い温度のガスの動きを、エックス線による観測で世 界で初めて捉えていたことが分かりました。この研究成果は、イギリスの科学雑誌のネイチャーにも掲載されるということです。
「ひとみ」の運用を担当したJAXAの久保田孝プログラムディレクタは「『ひとみ』の高い性能が実証されたことになるが、それだけに運用の断念は極めて残念で大変申し訳ない」と話しています。
いやもうホント残念の一言に尽きます。日本開発全体に与える影響が大きいです。実際の運用に入る前に壊れてしまっているので、のぞみのように危機対応のノウハウ蓄積にもなってないです。データは入力後と送信前に確認しましょうねという教訓しかないです。授業料高杉。
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