10億個の星をプロットした、天の川の3D地図が完成したようです。

宇宙/天文

milk photo

天の川銀河にある星の位置と明るさを実際の位置関係で配置した 3D マップは、ときどき登場しますね。

この度 esa(欧州宇宙機関)から、これまでの世界最高である 10 億個の星を配置した天の川 3D マップが発表されました。

1 Billion Stars Mapped! Most Detailed Catalog of Milky Way Is Revealed
ESA's Gaia mission just released its first batch of data from the most ambitious galaxy-mapping project ever.

作成したのは、宇宙望遠鏡ガイア。

ガイア計画では、銀河系の 非常に高精度の3次元地図を作る予定である。3次元地図に固有運動の情報を加えることで、銀河系の起源や今後の進化の様子を推測することができる。また分 光分析により、光度、温度、重力、元素構成等が分かり、観測されるそれぞれの恒星の詳細な物理的特徴が得られる。この大規模な恒星の全数調査は、銀河系の起源、構造、進化に関する広い範囲の重要な問題に取り組む際の基礎となるデータを与える。非常に多くのクエーサー銀河太陽系外惑星、太陽系の天体等が同時に測定される。

ガイア計画 – Wikipedia

相当に野心的な、成功したら超面白そうなミッションですね。

出来上がった地図がこれってことなんですが、静止画像だったらその凄さがよくわからないです。

gaia_s_first_sky_map_annotated_article_mob

それぞれの星が動いている動画が見たいですね。星たちが、全体的には台風みたいにグルグル回りながら、固有の運動もしているという、ダイナミックな様子が見れそうです。

この 10 億個の星の間を飛んで天の川旅行をしてみたり、それぞれの星を気ままにクリックして詳細を見てみたりできる、そんなツールがあったらさらに面白いと思います。

Google Earth の「地球」とか「星空」とか「火星」とか「月」とか選ぶメニューに、「天の川」を追加してほしいです。グーグルだったら本当にやってしまうかも知れませんけどね。やってくれんかなあ。

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